具象-抽象 意識-無意識 客観-主観 合理-情緒 機能- 計画- 理性- リアル-観念 古典-ロマン 唯物論-キリスト教 ヘレイズム-ヘブライズム 相対的-絶対的 20世紀は工業社会、21世紀は情報社会というが、極論で言えばどちらも前述する左方への傾倒であるように思う。 今自分の思考の8割は左方の思考だろう。こういうことを考えること自体がその思考だ。 こういった話は少し前の時代でもよくされたと思う。特に芸術の分野において。 絵画において、古典は神の世界を描き、その手法の発展として新古典、対比的思考、視点の移行によりキュビズムからの様々な現代アートがあるように思う。 しかし、古典の世界を概念的に捉えた場合、そこは右方の捉え方だろう。 この対極的思考は物事を捉えたと勘違いしやすく、本当は対極の間に、そのさらに深層に捉えなければならない何かがある。それに向かう議論が必要であるんだ。 建築は具象であり、情報の塊。だから、左方の思考に支配されやすい。だが、そういった思考だけの建物にパワーは生まれない。 良い建物はパワーを感じる建物だ。これは間違いない。どうしたらパワーが生まれるか。右方の思考に聞いてみよう。