日曜日
音響セミナー。音を伝えないための構造、良い音のための室内環境。非常に勉強になりました。データの蓄積のみが物語る科学の世界。因果関係がはっきりしており非常にわかりやすい。机上の計算と現場での再現性には明らかな答えがあるようだ。だが、数字で表すことのできていない現象もあり、技術と芸術、人間のあり方を考えさせられる。
オープンハウス。東刈谷の家。
ものとものがぶつかり合い生まれる空間が僕は好きだ。他方生活との矛盾を存在の意味を見いだすために確保する必要がある。そこに人がいる。そしてモノとして建築がある。
そのために設計の密度は高くありたい。自身の思考への緊張感を常に保ちつつ、奥歯に力を入れて、顔はスマートに整えたい。
良くも悪くも自分の意識次第で建築の見え方はころっと変わり、若い自分にとってはその目、感覚の怖さを感じる。
モノとして、器として、生活の場として。
自分のやりたいことと、自分のできること、自分自身とは違うことを考えさせられる。
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