保守管理から

建物にとって非常に大切な保守管理。
消費社会のなかで、多くの人は「直して使う」ということが身近でない。ダメになったらポイだ。だから、習慣として「手入れする」ということがあまりなく、保守管理を軽視してしまう。そして、施主と設計者の距離があると、適切な保守管理ができなくなる。
そんな形で生まれた建物は可哀そうだ。生まれてくる建物の将来をよく考えて設計に向かわなければならないと思う。きっと設計は、ディテールは、大きく変わると思う。

1. 造り手のための設計、ディテール
2. 施主のための設計、ディテール
3. 建物のための設計、ディテール

他にも別のための設計、ディテールがあるかもしれない。
これらはすべて違う。設計する際の気持ちの入れ方が違う。
これは1.施工 2.機能 3.意匠 についてのこととも言えるが、そこに気持ちを入れるか入れないかで、前述の1.2.3に変わるし、できてくるモノも変わってくる。


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