流れるメディア
宇野さん曰く 「ネットによる情報発信の力は今小さくなってしまっている。」とのこと。 SNSによる情報の流動性の高速化により、閲覧者のネット全体に対する姿勢がかなり受動的となり、ブログ、HPへのヒットはごく限られたほぼ定期購読者になってきている。新しい出会いは、リアルのある世界へ戻りつつある。との読みだ。 確かに。 情報の流動性により、人の興味の持ち方は変わると思う。人間はそんなに頭が良くないので、忘れてしまう記憶に対し、行動を伴うにあたり、振り返る、特別な出来事でないかぎり、同一化している情報を選択するのは難しい。 基本的に表層的レベルでの差異化は、主に発信テクニック程度のことで、テクニックが発明された当初の特許感から数十年で全体に浸透し、古いテクニックは同一化されていくと思う。だからそこで戦う決意をしたならば、テクニックを磨き続ける必要があろう。 しかし行動のトリガーは必要だ。選択し行動するためのステップはそれぞれあるだろうが、消費者としての能動的選択のためのトリガーとして、経営者としてのセルフプロデュースとして、メディアへの発信リテラシーが問われる。 記憶術として、 ・振り返る事のできること。 ・情報の旨趣選択が自己が関心のある範囲であるリテラシーのもとでなされていること。 ・差異化するための著名性 ・義理、人情によるつながりの特別性 ・人への関心から体験を通して得た関係人脈 が、今思いつくトリガーとなり得る特性。 ブランド化する雑誌力。思いつく割と単純な一つの答えである。