備忘録

『ほんとう』
1.主観どうしの具体的な関係の外側に、客観的真理があって、それが見つけ出されるのでなはない。「ほんとう」は関係から関係によって作り出される。
2.「真理」「ほんとう」はそれ自体として存在するのでなく、主観の間で妥当、納得、相互了解の努力によってのみ導かれる。従って「真理」、「ほんとう」の低位は主観ー客観の一致の問題でなく、主観の間で妥当性を作りうるかどうかという「可能性」の問題である。
3.妥当を作り出す「可能性」の前提となるのは、生きた主観どうしが、生に対するポジティブな欲望を持っていることである。

フッサールより

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