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3月, 2024の投稿を表示しています

鳳来 旧田口線の廃線トンネル

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少し前だが、鳳来に精進料理を食べに行った帰りの寄り道。 暗いトンネルを抜けた先は、杉林の中。自然の力強さと、木々の美しさ、かつて人々が開拓した場所に、大いなる自然がおおい重なり、湿度の高いその場所に落ちる木漏れ日に神々しさを感じられた時間だった。 河津桜の咲く街道にも寄り道した。 春の風を感じ、トンネルからの桜。映えスポットでした。

久々の海の博物館

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牡蠣を食べに志摩のパールロードへ行ってきた。余った時間に海の博物館へ。 毎回来るたびに発見があるこの場所、この建築に、建築のすばらしさを身に染みて感じる。 過去に十数回来ているが、建築を見よう。と意気込んで来ることがおおく、家族でふらっと来てみるのは初めてだった。 建物の中で展示を雑談しばがら鑑賞する時間、建物から建物へ敷地内を散策する時間、高台にあがって一休憩して見渡す時間、全部をゆっくり観るような時間はなかったが、広々とした敷地内をシークエンスとして多くの体験を与えてくれて、緩やかだが、場面場面で驚きがあり、鑑賞者と建物、展示、敷地のさまざまな要素との距離感が絶妙なバランスを楽しませてくれた。 建物としての構成や、工法、プラン等の計画的なこと以上に、その場所での「時間のバランス」が家族と来て、とても参考になった。

備忘録

建築における唯一の正しいねらいは「自然に無理なく建てる」ということである。誇張してはいけない。不必要なものをつくってはいけない。余分なものはすべて、時間とともに見苦しくなる Alvar Aalto, Saunatemppeli, 1925 あなたの家のためにアドバイスをするならば、さらにもう一つの特色を家に与えなさい。どこか小さなディテールの中で、あなた自身をさらけ出すのです。家の携帯のどこかに故意に弱点を見せるのです。この特色なしには、どのような建築の創造も完全ではありません Alvar Aalto, Porraskivelta aekihuoneeseen, 1926 目標は、構造と調和することでできた純粋な形態をできる限り諦めず、感覚に訴えるような心地よい素材や仕上げを増やすことで、建物にいかにもつくられたような人工的な建築のリズムが生じないようにすることである Alvar Aalto, KORENMAA, AALTO AND FUNNUSH INDUSTORY