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模型造り

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船江の家の模型1/30、施工のことを考えながら模型を造る。 実施設計後に、スケール感、詳細の再確認、のため製作。 そして、再度、詳細設計にフィードバックして図面を書き直す。 実際に出来上がるイメージをより具体化させ、現場に入っていく。

勝負ごと

高校バスケの特集の番組である指導者が言っていた。 勝負に勝つことを理論的に説明すると、 説明できないが正解だ。勝つこと自体、相手がいる以上、不確定であるからだ。 だが、反対に負けるは簡単に説明できる。 努力を怠り、向上心を失い、あらゆる要素が負けに繋がる。 毎日の練習は負けないために、やっている。 最後まで負けなかったチームが勝つ。と、 建築において、勝ち負けではないが、 勝ち負けを「良い」「悪い」と単純に考えると、 悪い建築を作らないために、怠惰な設計をせず、物件ごとの詳細な検討を行う。 設計者にとって、それが日々の鍛錬であろう。そしてそれが悪い建築を作らないため 勝負の先に多くのもの求める人もいるであろうが、それは勝つためになんの意味もなく、 勝負に勝つために費やす時間、その場その時のドラマをどう描くか なにより建築においては、現場という建物ができていく瞬間の感覚が最も大切で、そこに落とし込むまでの再現性のないストーリーをどう描くかが必要がある。 悪い建築とは、機能的でなく、独りよがりで、不快な器であり、すなわち美に反する建築であろう。

備忘録ー選択

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生に善悪はない。人は善きを信じそれを求めて罪悪を犯すことさえある。選ばれた生が、良きことを生み出すことがあるというだけ。 老師と少年 著 : 南直哉 より

今日もていねいに。 著:松浦弥太郎

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ていねいに生活する。 ここには心の自由、喜びを手に入れる方法が列記されている。 忘れたころにもう一度手に取りたい一冊。 *メモ* 活力 礼儀作法 品性に伴う生活様式 深く誠実な人間関係 楽しみや喜びの体感的な贅沢 手の届く こと、もの との付き合い 自分と向き合うこと PS: 神谷純 氏がコロナ生活の中での楽しみと話して、送っていただいた一冊。 ありがとうございます。日常が大切。

買い物をしなくなるか?

2025年、人は「買い物」をしなくなる|望月智之 より建築業界に関わる変化への考察。 住宅着工件数は年々少なくなっているがそれには諸々の原因があるだろう ・人口減少 ・収入の停滞 及び 格差の拡大 ・情報社会における購買意欲の変化 ・所有することへのネガティヴな思考 ・ サブスク型、メルカリ型へ変化 そこから大きな潮流はイイものを長く所有する時代ではないと言われる。 そんな社会が進行中で、それは建築においてもフォトジェニックで今売れるもの、資産価値という数字でわかりやすいものに大きな流れがある。 体験する住まいと日常としての住まいの境界はより明確になりつつあり、そこに試金石がない限り だから、その価値観に乗るのではなく、自分たちはそこで失われていく大切で普遍的なものを拾い上げ、時代と逆行していく部分と乗るべき価値基準を、その風を肌感覚で感じながら、来たるべき水平線へ帆を張り航海していく。 大きな逆風に流されてしまうのか、乗り越えようと足掻いた先に、その風を利用して別方向へ向かうか。

火と水と風

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火と水と風 住まいに必要な3元要素。 火は希望であり、集い、活力を与える。 水は静穏さ、柔軟さを与え、 風は爽快感とともに活力ある生活の背中を押してくれる。

備忘録 イメージ

建築の設計はトライアンドエラーを繰り返す。 それは可能であれば、現場で職人の手で創り上げていくその瞬間まで。 トライアンドエラーを繰り返しつづけた末に出来上がった物は、どんな趣味嗜好があっても、その中での洗練された成果になると信じている。 だから建築物、空間のイメージは99%、当初のイメージと実現した物は異なる。 イメージをアウトプットしたものが図面であるが、そこには情緒はない。 だけれどもイメージすることは創造することであり、良いものを創るにはその思考を止めてはならない。

コロナー自由

自由は制限のある世界の中に自分の領域をつくること。と考えると、 家の中にある自由、自分の部屋の中の自由という、限られた自由を「どう拡張するか」を考える人間は自由の拡張を欲する存在であり、丁度いいサイズの自由とは?と各領域への疑問が残る。

素性

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正解のないパズル。自分の中にしか答えはない。 ヒントは目の前の石の中にしかない。 彼は言う。「先人達は毎回、納得いってない。と言うが、我々は最前を尽くし続けることしかできない。」と。