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4月, 2019の投稿を表示しています

宇野さんオープンハウスを訪れて

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前に勤めていた、宇野友明建築事務所オープンハウスに行ってきた。 モノの存在感が一つ一つ大きくあるにもかかわらず、人間感覚として、対象の真実性の基に、存在が調和することに驚きを感じる。それは降り注ぐ光の下、物質が空間へと昇華していくように。神社にあるような壮大な感覚。 それは存在に緻密さから生まれる一つの現象であり、その空間を実際に感じる以外に体験することはできないだろう。 だから建築は写真では、その本質は何も分からない。写真にはレンズを通した細分化された建築の情報の一部が映るに過ぎない。 良い建築を見ることは、建築をやり続けるエネルギーになる。 建築のあるべき姿を示す同氏の建築に、自身はノックアウトされ、仕事が少し手につかない土日であった。

改修の検討

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鰻屋さんの改修物件の模型製作 奥行き感とストーリー性を形造るため、展開する場面を紡ぎ、囲うこと、格子をテーマに検討中。 改修することに対し「さわらないこと、さわること」、必要要件の中からの設計の余白をどうつくるかと、何度も繰り返す悩みです。

美しいもの2

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さわれたり みれたり するものじゃなくて かんじているもの それはなにかといえば ぼくだったり あなただったり することだけど それが いちばんだいじ めしをつくる せんたくをしたり そうじしたり こどもといっしょにいる そういうこととおなじように ものをつくる 「イイ器ってどんなんだろう?」 「それはネ、こもっているんだよ」 「なにが?」 「それは見えるものじゃなくて、感じるものなんだよ」 「なにを?」 「それは僕とか・・・あなたとか・・・なんだけど・・・・・」 美しい心が美しい器に出てくるという説は、にわかには信じがたい。それでも「美しい心」なるものが大切という二人。 人にしても、物にしても、向き合う相手と気持ちいい関係をつむぐ。 それが美しさにつながるということかなぁ。 ( 美しいもの 小野哲平、早川ゆみ インタビューより抜粋、 赤木明登著 )

美しいもの1

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自然は美しい そこには命がある バラバラでない 全てが繋がっているということ。 この世で唯一繋がってないものは人間がこの百年でつくったもの それは人間のすごいところ バラバラはエスカレートするばかり。 だから醜い。他と違うという何かへんてこりんなもの。 だが人は思う力がある。 赤木明登の「工房からの風」を参照