村上隆展

村上隆展にいってきた。 私自身、現代アート、日本画の文脈の理解は深くなく、さまざまな見方ができて、そのレイヤーの奥行きには実物を見ないと分からない技術的、思想的な面白さを楽しむことができた。 また京都の地の文脈や、時代超えた様々ジャンルを参照をする村上隆氏の豪快さには圧巻で、「よくも まぁそこまでやるか」という声がついでてしまう。 ただ豪快さに目を奪われるが、それをまとめ上げる技術力が唯一無二だと思った。 細部まで緻密に計算されているであろう各作品は、パッとまず全体に目を引かれてから、だんだんと細部へのストーリーが始まり、題材の文脈、現代社会との対峙、場所との対話、意味性などの奥行きを、その全体から細部へ、さらにその表層からアートとしての奥行きを噛み締めることのできる体験を与えてくれる。 会期の最終日ですごい人だったが、家族も楽しむことができて小旅行になりました。