内装工事
鮨 いちか の新店舗工事が6月中から始まった。 店舗の設計は、住宅の設計と違い、より機能的でフォトジェニックな空間を要求され、法的要件も変わってきたり、不特定多数の使用者に向けた一般的な回答としての設計を必要としてくる。 もちろん大将とのコミュニケーションあってのことだが、要件の制約が多いからこそのデザインをその中から探っていく。 今回の物件では、窓がほぼなく、周りの自然的な要素がほぼない。そんな中、どう情緒性と向き合うかが大きなテーマ。 店舗の工事はどこも、工期も短く、段取りが難しいが、設計施工で進めるからこそ、既存部分との取合いの納りの設計も含め、挑戦的な設計ができる。 現場で設計し、すぐに手配し、工事をする。 工期ないからこそ、設計力、職人との関係、材料の仕入れ、工事の段取り等々、自分たちの力が試される。