セゾン美術館の庭
軽井沢のセゾン美術館の庭、若林奮さんの橋がとても魅力的だった。 無垢の鉄の質量感から生まれる、「本物さ」 自然と向き合った時あからさまになる人工物の愚かさが、若林奮さんの作品では感じられず、自然と対峙し、調和し、存在の意味を啓示していた。 庭の道も苔で埋もれてきており、緑豊かなこの庭は、素晴らしいランドスケープがおもいがけずあった。 古臭く感じる人もいるかもしれないが、モダニズム後期の理想が感じられるようなこの場所は、今失われている、「物の価値」を見直すことのできる場所のように思いました。