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材料のバランス

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今進行中の蔵前の家。 材料が織りなす、絶妙なバランスは、とても難しい。 設計段階の中で図面で検討をしても、材料と向き合い、その使い方を最終決定するのは現場。 さまざまな芸術があるが、建築は一回限りの即興性があるから、面白く、その尊さがある。 既製品を組み立てる予定調和の建築にはない、感動と感謝、地球の声を感じられ、飽きることない純然な価値。 この現場でも現場で考えて、決めることが多くあったが、作る瞬間まで模索した工程が、最終的な建物の価値としてできあがるのが楽しみ。

船江の家 点検

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 船江の家の1年点検。 無垢の材料を使っているので、季節による材料の伸び縮みがあり、その直しが少しありました。 施主さんが大切に建物が使われているようで、嬉しく思えました。 施主さんから、使われ方の話や、光の入り方の話、この建物の色々な話しを伺うと、施主さんに愛されているなと感じると同時に、安心の気持ちと、設計、工事へのやりがいを強く感じました。 これから建物が歳をとっていく様子が楽しみです!